奈良で築160年の豪商の家「NARAMACHI HOSTEL & RESTAURANT」に泊まる

先月、私の大好きな街、奈良に行ってきました!

2年ぶりの奈良。京都よりも奈良派です。

京都よりのどかで静かで好きです。

奈良駅周辺には「ならまち」と呼ばれる歴史的町並みを有する地域があります。
狭い街路に、江戸時代以降の町屋が数多く建ち並んでいて、縁側のある町家も多くあります。
今回は、4軒ほど町家を巡ってきたので、順に紹介していきます。

s_IMG_5789
まずは、今回泊まった宿泊施設は「NARAMACHI HOSTEL & RESTAURANT」

奈良市指定文化財である築160年の商家の母屋の部分をそのまま残して、2016年4月にオープンされました。

s_P6142816
フロントを抜けた先にあるロビー。
歴史を感じる厳かな空気が漂っていました。
青田家住宅と呼ばれていたこの家は、数年前まで住居として使われていたところ。
それも、代々醤油の製造販売を行ってきた商家でした。

でも、館内に流れている音楽は洋楽だったので、そのギャップがすごかった。

s_P6142815
建物の規模も大きく、作りも立派。
使い込まれたそのままの形を活かしているので、当時のままの生活空間を味わえます。

s_P6142817
こういう建物って、保存されて見学するという建物が多いですが、宿泊施設になっていると、よりその暮らしぶりを体験できて、タイムスリップ感が出るので好きです。

s_P6142812
宿泊者、レストラン利用客だけが入れるゲストルームで、チェックイン。
ロビーの厳かさとは違い、落ち着く懐かしい雰囲気。

s_P6142822
豪商だっただけあって、お庭も立派です。
この縁側を通って、部屋に向かいます。

ちょっとわかりづらいですが、建物はこんなに大きいです。

4つの蔵があり、うち3つはドミトリー、一棟貸しの蔵で宿泊できます。

s_P6152831
今回は私はテラスを抜けて、奥蔵のドミトリーに宿泊。

s_P6152830
蔵の中が部屋になっているって、新鮮でした!

夜は、ならまちにあるカフェで夕食を済ませ、銭湯に行き、宿でまったり過ごしました。

次の日は、朝食を頼んでいたので、蔵へ取りにいきます。
s_P6152833
縁側に木漏れ日がさしているの、清々しい気持ちでした。
こんな朝を毎日迎えたい…。

s_P6152832
蔵の前の景色。ちょっとお寺っぽい雰囲気も。

s_IMG_5806
テラスで食べてもいいということで、テラスで朝食を。
これがまた気持ちよかった。
6月なのに、すでに暑かった奈良ですが、朝晩はまだ涼しかったです。

s_P6152834
朝食は3種類から選べて、私は「”HISHIO”Magic(醤の世界)」を注文。
醤を駆使した和朝食。朝から健康的な朝食を取れて、幸せな気分に。


奈良って日帰り観光が多いので、宿泊施設も少ないですが、日帰りにせず、ぜひここは泊まって欲しい宿でした!

NARAMACHI HOSTEL & RESTAURANT

奈良県奈良市高畑町939−1
奥蔵ドミトリー 4,000円
近鉄奈良駅から車で10分 / 徒歩20分
http://www.naramachihostel.com/hostel/

こんなに明るい古民家は珍しい!鎌倉にあるカジュ・アート・スペース

今回は、鎌倉二階堂にある古民家に伺いました!

二階堂ってあんまり鎌倉観光する時には、聞きなじみのない地域ですが、源頼朝の墓が近くにあり、緑に囲まれた静かな住宅街です。

鎌倉駅周辺は、朝から混雑していましたが、二階堂まで来ると観光客もいないので、鎌倉の日常を感じやすいですね。住むならここらへんもいいなと思ったり。

さて、二階堂にある古民家ですが、伺ったのは「Khaju Art Space(カジュ・アート・スペース)

築80年の古民家で、染織工房、防音ピアノ室、貸しスペースを備えた文化施設です。

鎌倉駅から徒歩20分のところにカジュ・アート・スペースはあります。
s_P6122795
門を通り抜け、細い道を進むと、立派な玄関が。

s_P6122794

s_P6122789
入った瞬間、「この古民家、部屋が明るい!」とほかの家よりだんぜん明るい印象を受けました。

なぜかというと、日本家屋というのは、陽が入らないように太陽の位置を考えて、涼しくなるように設計されています。
夏は太陽の位置が高いので、軒で陽が入らないように考えられていて、冬は太陽の位置が低いので、縁側まで陽が入ってポカポカするようになっているんです。
なので、この季節になると太陽が入らないため、部屋が暗い古民家が多いんですけど、それを全く感じさせない家でした。

そして、部屋は、染織工房となってなっていて、織り機がたくさん!
s_P6122790
ここを運営している染織家たなかさんの工房でもあります。

s_P6122787
↑この写真、よーく見て下さい。
普通は、ふすまのところがガラスになっているのです!欄間のところもガラスなんですよ。

部屋が明るく感じたのは、ガラスだったからなんです!
実は、言われるまで気付かず…笑

s_P6122765
もちろん縁側もあります。
風の通りも良く、庭の緑が気持ちいいです。

s_P6122791
ちなみに、縁側はこんなかんじで、建物に対して平行に板を張る「くれ縁」ですね。
築80年〜90年くらいだとだいたい「くれ縁」です。

s_P6122768
こちらが、染織家のたなかさん。

s_P6122777
外から見て、機を織る音を聞いていると、なんだかジブリの中にいるみたい...!と、1人で興奮してました笑

カジュ・アート・スペースは今年で20年目。
20年前、工房を持ちたいと物件を探していたところに出会った古民家がここです。

最初は、ピンとこなかったようなのですが、庭に大きな木があって、その木に惹かれて、ここに決めたそうです。
しかし、1人でここを借りるのは厳しく、知恵を絞り、シェアという形を思いついたのです!
今では、シェアスペース、シェアオフィスなんていう言葉が当たり前のように使われていますが、これが20年前ってことがすごいですよね。

そこで、地域の人にチラシを配り、シェア仲間を募集。
ピアノ教室の先生などが集まり、今では多くの人々がここに集まるようになりました。

たなかさんは、この古民家から学んだことがたくさんある、と仰っていました。

たとえば、「玄関で出会いと別れが決まる」ということ。
s_P6122763
どういうことかというと、昔の家というのは、玄関は少々高さがありますよね。
そうすると、お客さんが来た時、立ったまま対応すると、どうしても上から目線になってしまう。
そのような対応の仕方だと、そこでお別れになってしまうんだとか。
だから、膝をついて出迎えると目線が同じくらいになって、いい縁につながると。

あとは、古民家にいると「ぼーっとしてられない!」と。
やることがたくさんあるの!雑巾がけしたり、家のメンテナンスしたり、庭の雑草取ったり。

「家事は鍛えれば早くなるし、ちょっと面倒なくらいがちょうどいいんです。今は家電に能力を譲っちゃっていますよね。それもいいけれど、ちょっと面倒なことをするのが暮らしていくってことなんじゃないかと思います。」

この「家電に能力を譲る」、響きました…。
毎日ちょっと面倒だけど、ちょっと頑張ってみようかなと思ったフレーズでした。

s_P6122779
庭には、大きな木があり、12月には紅葉が綺麗に咲いて見応えがあるそうです。

貸しスペースとしても、使えるそうなので、ぜひ今度イベントでもしたいなと思いました!

Khaju Art Space(カジュ・アート・スペース)

鎌倉市二階堂57-1
イベントやワークショップのお知らせはこちら
http://khaju.cocolog-nifty.com/eventsworkshop/