縁側の建具が素敵!ステンドグラスのような建具があるうつわと雑貨のお店「器人器人」

今回は、前回紹介したkoharu cafeの隣にあるうつわとざっかのお店「器人器人(きときと)」です。

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店舗の入り口が縁側になっているのですが、かなりハイカラな建具で目を引きます。
ステンドグラスみたいですよね。

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店内に入ると、外からみた風景とはまた違った雰囲気。

こちらの建具、オリジナルなんです。

お店の方は、普通にしたかったらしいのですが、大工さんがこういう方が絶対いいよ!ってことで、オリジナルでこういう建具を作ったそうです。

結果的には、この建具があることでお店と認識してくれるみたいで、よかったと言っていました。

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古民家を改装した静かな店内は、縁側から靴を脱いで入ります。

新しい作家さんからベテランの作家さんまで、取り揃えてあって、なおかつ手頃な価格で購入できます。
箸置き ¥315〜
茶碗 ¥1500〜3000
マグカップ ¥2000〜3000
カトラリー ¥350〜

ちなみに私は、風鈴を買いました!

素敵な器もたくさんあったので、器好きさんはぜひ訪れてほしいお店です。
ぜひじっくり自分のお気に入りの雑貨を見つけてくださいね。

◆そして、お知らせです◆
縁側のある家で暮らしたい人が参考になるような本を作ろうとクラウドファンディングに挑戦します!
縁側のある家に住んでいる人メインに作る予定です。
8月3日に公開予定ですので、ぜひお力をいただければと思います!
よろしくお願いいたします。

器人器人

11:00~18:00
定休日/木曜日
駐車場有り
0742-26-8102
奈良市東包永町61-2
近鉄奈良駅から北へ徒歩約15分

こんなに明るい古民家は珍しい!鎌倉にあるカジュ・アート・スペース

今回は、鎌倉二階堂にある古民家に伺いました!

二階堂ってあんまり鎌倉観光する時には、聞きなじみのない地域ですが、源頼朝の墓が近くにあり、緑に囲まれた静かな住宅街です。

鎌倉駅周辺は、朝から混雑していましたが、二階堂まで来ると観光客もいないので、鎌倉の日常を感じやすいですね。住むならここらへんもいいなと思ったり。

さて、二階堂にある古民家ですが、伺ったのは「Khaju Art Space(カジュ・アート・スペース)

築80年の古民家で、染織工房、防音ピアノ室、貸しスペースを備えた文化施設です。

鎌倉駅から徒歩20分のところにカジュ・アート・スペースはあります。
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門を通り抜け、細い道を進むと、立派な玄関が。

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入った瞬間、「この古民家、部屋が明るい!」とほかの家よりだんぜん明るい印象を受けました。

なぜかというと、日本家屋というのは、陽が入らないように太陽の位置を考えて、涼しくなるように設計されています。
夏は太陽の位置が高いので、軒で陽が入らないように考えられていて、冬は太陽の位置が低いので、縁側まで陽が入ってポカポカするようになっているんです。
なので、この季節になると太陽が入らないため、部屋が暗い古民家が多いんですけど、それを全く感じさせない家でした。

そして、部屋は、染織工房となってなっていて、織り機がたくさん!
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ここを運営している染織家たなかさんの工房でもあります。

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↑この写真、よーく見て下さい。
普通は、ふすまのところがガラスになっているのです!欄間のところもガラスなんですよ。

部屋が明るく感じたのは、ガラスだったからなんです!
実は、言われるまで気付かず…笑

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もちろん縁側もあります。
風の通りも良く、庭の緑が気持ちいいです。

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ちなみに、縁側はこんなかんじで、建物に対して平行に板を張る「くれ縁」ですね。
築80年〜90年くらいだとだいたい「くれ縁」です。

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こちらが、染織家のたなかさん。

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外から見て、機を織る音を聞いていると、なんだかジブリの中にいるみたい...!と、1人で興奮してました笑

カジュ・アート・スペースは今年で20年目。
20年前、工房を持ちたいと物件を探していたところに出会った古民家がここです。

最初は、ピンとこなかったようなのですが、庭に大きな木があって、その木に惹かれて、ここに決めたそうです。
しかし、1人でここを借りるのは厳しく、知恵を絞り、シェアという形を思いついたのです!
今では、シェアスペース、シェアオフィスなんていう言葉が当たり前のように使われていますが、これが20年前ってことがすごいですよね。

そこで、地域の人にチラシを配り、シェア仲間を募集。
ピアノ教室の先生などが集まり、今では多くの人々がここに集まるようになりました。

たなかさんは、この古民家から学んだことがたくさんある、と仰っていました。

たとえば、「玄関で出会いと別れが決まる」ということ。
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どういうことかというと、昔の家というのは、玄関は少々高さがありますよね。
そうすると、お客さんが来た時、立ったまま対応すると、どうしても上から目線になってしまう。
そのような対応の仕方だと、そこでお別れになってしまうんだとか。
だから、膝をついて出迎えると目線が同じくらいになって、いい縁につながると。

あとは、古民家にいると「ぼーっとしてられない!」と。
やることがたくさんあるの!雑巾がけしたり、家のメンテナンスしたり、庭の雑草取ったり。

「家事は鍛えれば早くなるし、ちょっと面倒なくらいがちょうどいいんです。今は家電に能力を譲っちゃっていますよね。それもいいけれど、ちょっと面倒なことをするのが暮らしていくってことなんじゃないかと思います。」

この「家電に能力を譲る」、響きました…。
毎日ちょっと面倒だけど、ちょっと頑張ってみようかなと思ったフレーズでした。

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庭には、大きな木があり、12月には紅葉が綺麗に咲いて見応えがあるそうです。

貸しスペースとしても、使えるそうなので、ぜひ今度イベントでもしたいなと思いました!

Khaju Art Space(カジュ・アート・スペース)

鎌倉市二階堂57-1
イベントやワークショップのお知らせはこちら
http://khaju.cocolog-nifty.com/eventsworkshop/

古民家を活かしつつ古さを再現、鎌倉にある築92年の古民家カフェ「Y’cafe」

鎌倉には古民家カフェが多いのですが、知る人ぞ知る古民家カフェを見つけたのでご紹介します。

今回訪れたのは、坂の下付近にあるY’cafe(ユカフェ)
大正15年頃の古民家を利用した小さなお店です。
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お店は住宅街の中にあって、本当にひっそりと佇んでいます。
お客さんも「あれ!?こんなとこにお店あるんだ!?」みたいなかんじ入ってくることもあるそうです。
知る人ぞ知る古民家で、基本メディアには出ていないのですが、今回は特別に取材させていただきました!

実は、この古民家、古民家再生協会が手掛けた物件なんです。
外観がとてもいいですよね。
鎌倉で店舗を探していたところ、たまたまこの物件を見つけ、古民家再生協会の古民家鑑定士の方に古民家をみてもらったところ、とても保存状態がいい、ということで当時のものを出来る限り利用して、必要な補修・補強をして再生したそうです。

なので、この外観ももともと古かったのではなく、漆喰塗りに下見板張りで仕上げて、古き良き古民家の雰囲気を再現しています。

では、さっそく中に入ってみましょう。

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玄関を上がると、縁側と小さな空間が。

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小さな空間も席になっていて、もちろんこちらの席がおすすめです。
庭も眺められて、これからの季節はアジサイも見られそう。

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店内は、テーブル席が4席。

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店内は北欧家具があって現在にあった柔らかい雰囲気です。
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縁側がみえる奥のテーブル席もおすすめ。
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縁側の床や天井は柿渋に天然塗料を混ぜた柿渋ペイントという天然塗料を塗っています。
柿渋は平安末期からさまざまなモノを長持ちさせるために防水防腐剤として使用されていました。
戦後はほとんど使われなくなったのですが、天然素材の安全性が見直され、最近注目を集めているそうです。

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天井は、「うづくり」が際立っている杉板で、より古民家の雰囲気を出しています。
うづくりとは、木材の加工方法の一種で、木の表面を丁寧にこすり、年輪を浮き上がらせるもの。

杉板の木目は目に優しいとされ、眠る時によく見る天井板にはいいそうです。
そんなことを聞いたら、無性にこの天井を見ながら寝てみたい…!と思ったり(笑)
最近、こういう天井を見ることもなくなりましたよねぇ。

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縁側でデザートとコーヒーをいただきました。

そういえば、先月実施した縁側ツアーで訪れた古民家のうちの一つだったのですが、デザートを食べた後、参加者のみなさんで縁側写真撮影を実施しました。
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小さな空間のところの窓から縁側を撮ると、とてもいい雰囲気に。
ここからの角度もいいけど、後ろ姿も雰囲気があっていいですよ。

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参加者のみさなんとも集合写真を撮りました。

これから6月となるとアジサイの時期で、鎌倉は大混雑に!
Y’cafeも混むようなので、空いている日に行きたい!という方は、アジサイが咲く前か(笑)雨や寒い日がオススメです。

Y’cafe

〒248-0021 
神奈川県鎌倉市坂ノ下24-20
0467-91-4326
営業時間: 11:00 – 17:00
定休日: 第1,3日曜日、毎週月曜日
※お子様連れ、大人数での来店NGです。
http://ycafe-kamakura.com/

鎌倉でゆっくりできる築83年の古民家カフェ「燕CAFE」

鎌倉でゆっくりできる古民家カフェを開拓してきました!

鎌倉で古民家カフェを検索しても、だいたい一緒のところが出てきません?
舞台のロケ地で有名なカフェ坂の下、こじんまりとしているけど、縁側が広くて庭を眺められる手ぬぐいカフェ。
でも、人気店だから時間帯によっては、すごく混んでる。
鎌倉だから混んでるのは仕方ないけど、それでも古民家カフェで混んでいるのって嫌じゃないですか?
まぁ、お店としては、回転率がいい方がいいのはわかるけども…。

今回は、まだ穴場のカフェです。
まだ、というのはこれから注目されると思っているからです。

今回お邪魔したのは、昨年オープンした燕CAFE
昭和9年に建てられた築83年の古民家を少しリノベーションしたお店です。


鎌倉の古民家カフェや古民家ゲストハウスって、特に和田塚駅から長谷駅の間に点在しているんですが、燕カフェは、ここ!
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燕カフェを知った時、小町通りや鶴岡八幡宮に近いといっても、ちょっと外れたところにあるので、なんだか足がそっちに向かないところにあるなーというイメージ。

でも、駅から歩いてみると、そんなに遠いわけではなかったです!
鎌倉駅から徒歩10分。住宅街にひっそりと佇んでいます。
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外観はこんなかんじです。
では、さっそく入ってみましょう。

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大きな玄関をあがって

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お店に入ってみると、畳でローテーブル席。
結構ゆったりとした席数でいいかんじですね。

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この窓枠もいい〜!

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縁側にも席があって、なんとコタツも!
コタツがある縁側席ははじめてかもしれないです。

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もちろん私は縁側席で。まだまだ寒いんで、コタツはありがたい。

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縁側から見る店内の様子はこんなかんじ。

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縁側席の隣になにかあるなーと思ったら、書道ができるスペースが。
聞いてみると、店主の福田さんが書道が趣味ということで置いてあるんだとか。
お客さんも書道していいらしいので、私も食事が来る間に書道してみました!

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もちろん「縁側」です笑
昔、習字をやっていたので、精神統一できてよかったです。
個人的に縁側で書道いいですわ。食事が来るまでに、書道するのおすすめ。
海外の観光客の人にもいいんじゃないかな?

面白かったのが、縁側の穴対策。
縁側って、どうしても穴とか隙間とかできるじゃないですか。
それが原因で寒いし。
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燕カフェでは、紙粘土をねじ込んで対策していました…!

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ここも。なんか、こういうところが垣間みれるのがいいですね。

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こちらが店主の福田さん。
奥にいるのが、調理担当の高橋さんです。

京都や奈良といった古都の文化がまだ残る街が好きな福田さん。
3年前にふと「カフェをやってみたい。」と思ったことがきっかけで、カフェをはじめることに。
本当は老後に、と思ってたらしいんですが、いろんなタイミングが重なり、昨年お店をオープン。

カフェをするなら、古民家がいい、と思っていた福田さんは鎌倉で物件探し。
しかし、物件はなかなか見つからず不動産屋さんからも門前払いが続きます。
鎌倉を諦め、横浜市内でほぼ決まりかけていたのですが
やはり鎌倉を諦めきれず、再度古民家物件を探すことに。
すると、運良く不動産屋さんからここの古民家を紹介されたみたいです。

少し店舗としてリノベーションされていますが、家の保存状態が良かったのが伺えます。

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ランチは、燕カレー(980円)を注文。
5種類の野菜を煮込んだスープに植物性素材のカレールーと香辛料を加えたオリジナルカレーです。

まだ、オープンして1年。穴場ではあります。
でも、もっといろんな人に知ってほしい気持ちもあります。
混んでしまうのは好きではないけど、鎌倉の新しい古民家スポットとしてオススメできます。

燕CAFE

神奈川県鎌倉市小町3-2-27
TEL 0467ー84ー7025
平日 10時30分~17時/土日祝日 10時30分~18時
定休日 : 毎週火曜日/第3・第5 水曜日(祝日の場合は営業)
https://kamakura-tsubamecafe.jimdo.com/

古民家スタジオ・イシワタリのこだわり修繕方法とは

こんにちは、縁側ちゃんです。

今回は、鎌倉の古民家スタジオ・イシワタリに行ってきました!
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2014年9月に行った記事はこちら

この家の良さをもっと多くの人に!築87年の古民家スタジオ・イシワタリ

古民家スタジオ・イシワタリは、今年「平成の大修繕」と題して、ある方法をとって古民家を修繕しました。
全国120軒ほど古民家をまわってきた私ですが、その方法を取っている古民家を見るのははじめて…!
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修繕について古民家スタジオ・イシワタリを運営している福井ご夫婦にお話を伺ってきました。

築90年の古民家スタジオ・イシワタリの前身は、福井さんのおじいさまが営んでいた木材店でした。その後、家族が家を受け継ぎ、家を使いながら残すということを選択し、ギャラリー&イベントスペースとして部屋を開放しています。
また、写真家である福井隆也さんは、2階の縁側部分をスタジオにして福井写真室として活用されています。

今回、私が注目したのはこの2階部分の修繕。
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さて、どこが修繕されているかわかりますか?


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ヒントはガラス戸。
よーくみてください。

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正解は、ガラス戸の下の部分の板です。
板を新しい板に張り替え、古さを塗装で演出しているんです!
わからないくらい自然に馴染んでいますよね?
私も近くで見ましたが、これが塗装で演出されたもの、というのは言われないとわからなかったです。

古民家を維持するためには、リノベーションしたり、古家具を変えたりすると思うのですが、この方法があったか!と驚きです。

新しい板から古さを演出している瞬間の投稿はこちら。

この修繕を行ったのはペンキ屋さん。もともと美術を専攻していた職人さんだったこともあり、この演出ができたそうです。

取材中私も撮ってもらったり。どっちが取材してんだか笑

取材中私も撮ってもらったり。どっちが取材してんだか笑

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最近は縁側の張り方を見るようにもなって、この縁側は「くれ縁」ですね。
建物に対して平行に板を張る形式のことです。加工技術も精度を上げ、薄い縁板で間に合うような構造にしたので、近世の民家はほとんどこの形式です。


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こちらはバケツの跡。縁側にはいろんな痕跡が残ったりしますが、バケツの跡をみるのははじめてかも。
雨漏りで、バケツのあとが縁側に残っているのを見るとここで生活している様子が伺えていいですよね。(生活している人は大変だけど…)


次に案内してもらったのは、屋根。
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昔の屋根は泥を敷き、その上に瓦を敷き詰めていくという方法が主流。今回、瓦を剥がし、泥の撤去をして、使える瓦は道路側から見えるところに敷き、新しい瓦は家の後ろ側に敷いたそうです。


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これが建物の後ろ側。
写真ではわかりにくいですが、明るくて白いかんじにみえますね。
古い方が全体的に暗いので、これが建物の前面にみえたらちょっとだけ違和感があったかもしれません。


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使わなかった瓦はお庭に埋めて再利用しているそうです。


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こちらが1階部分。イベントがある時は、ほぼこのスペースで開催されています。


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古くなった家具をそのまま使うのではなく、こうやって古民家を残していく形もあるんだなと勉強になりました。
コスト面ではかかるそうなのですが、古民家を残す手段としては、素敵だなと思ったので誰かの参考になれればいいなと思います。


古民家スタジオ・イシワタリは、イベントが開催されていないと入れないので直近のイベントも合わせて紹介します。
Block Atelier furnitureの展示会
家具の製作販売
日時:3月17日(金)~3月20日(月・祝)
17日は13:00~18:00
18日(土)19日(日)10:00~18:00
20(月・祝) 10:00~17:00

写真に囲まれて歌うMAYAライブ
古民家で一夜限りのライブ
【日時】4月1日(土) 14:30開場・15:00開演(2ステージ)
【場所】古民家スタジオ・イシワタリ
【料金】3000円
【予約・問い合わせ】ポイントAオフィスへメールor電話にて
mail: point-a@asahinet.jp
Tel. 03-6457-0130

古民家スタジオ・イシワタリ

神奈川県鎌倉市長谷1-1-6
最寄り駅 鎌倉駅徒歩10分
古民家スタジオ・イシワタリのFacebookページで最新の情報が見れます。

【春を感じる縁側】ひな祭りにつるし雛を飾っている旧小坂家住宅

こんにちは、縁側ちゃんです。

春を感じることができる縁側として、今回はつるし雛が飾られている二子玉川にある旧小坂家住宅をご紹介します。

つるし雛ってなかなか見ないし、かわいいんです。
以前、2月に来たとき雪が降り積もった日だったのですが、すでにつるし雛が飾られてて、外は寒いけど縁側はポカポカだし、もうすぐ春が近づいているんだぁと思ったことがあったので、久々に行ってきました!


二子玉川駅からバスで10分。緑生い茂った坂の上にあるのが旧小坂家住宅です。
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2月17日から3月5日まで開催されているひな人形展示。
さっそくみてみましょう。
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ずら〜っとあるのがつるし雛です。
小さなお人形たちがつるされています。


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つるし雛がはじまったのは江戸時代。
裕福ではない一般のお家では、雛人形はとても高価なもので、なかなか手に入らないものだったということもあり、お母さんやおばあちゃんから近所の人たちまで、みんなで少しずつ小さな人形をつくり、持ち寄って「つるし雛」が作られ始めたんです。

全体として「衣食住に困らないように」との願いが込められているものなので、お人形たちにも意味があるんですよ。

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たとえば、鞠(まり)は丸々と円満にはずむ心豊かな暮らしへの願い。
かと思えば、美しく可愛らしい娘になるようにとの願い、などおそらく地域によって様々なようです。
その奥に映っているのいちごには、赤いものは「厄除け」の意味があるので魔除け的な願いだったり。


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ぞうりは、早く歩けるようになりますように、とか足が丈夫になるようにという願い。


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大根は、古来より毒消しの意味があるので、健康に育ちますようにという願い。


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もちろんひな人形も飾ってあるのですが、顔が丸いひな人形。
こちらは京都のひな人形です。
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この丸顔の方が、怖さはないですよね。子どもらしいというか柔らかいかんじ。


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縁側で座ることも可能です。飲食可能と書いてあります。
外はすごい寒かったけど、縁側はポカポカしてて本当にまったりできました。

ここのおすすめポイントは、人がいないこと!笑
入場料無料なのにな〜。
なんでみんなここ来ないんだろ。

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お庭も広くていい眺めです。
昔は富士山が見えたんだとか。

3月5日まで飾られているので、気になる方はぜひつるし雛と縁側を堪能してみてくださいね。

旧小坂家住宅

世田谷区瀬田4-41-21
開園時間 9:30~16:30
休園日 毎週月曜と年末年始
入園料 無料

第12回 突撃!お宅の縁側座りますin高円寺

こんにちは、縁側ちゃんです。

久しぶりの「突撃!お宅の縁側座ります」コーナーです。
久しぶりなので、コーナー説明をします。
このコーナーは、普段紹介している誰でも行けるようなカフェや宿、文化財ではなく、人の家である民家にお邪魔して縁側に座らせてもらうというコーナーです。


たまにネットで、「この人、民家とか行っちゃってる…」って書かれていたりするんですが、さすがにアポは取っています笑


そして今回は、友人で古民家好きのクリエイターカズキタ氏のお家へ。(※ちなみにもう引っ越してしまった)


カズキタ氏は、古民家好きっていうのもあって、今までいろんな古民家に住んできたらしいのだけど、今回住んでいた古民家は適度にリノベされてて本当に住みやすかった…!と絶賛していました。


場所は高円寺で、アクセスもいいです。
そして、今回はシェアハウス。都内の古民家シェアハウスを訪れるのは初めてです。


では、さっそくみていきましょう。


高円寺古民家シェアハウス外観
もうね、外観から素敵すぎた…!

なにこの昭和感。ここだけ昭和にタイムスリップした気分だわとすでに興奮気味。
ガラス戸もいいかんじだし、2階のあの窓際でぼーっとしたり本とか読みたい。
小説の「陰日向に咲く」の表紙みたいなことしたい…とか妄想は膨らむ。

もともと下宿所だったらしいので結構大きいです。


1階は共用スペース。
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キッチンもちょっとのぞかせてもらいました。かわいい。
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やっぱ水周りがかわいくリノベされているのっていいですよね。


そして、共用スペースにあるのが縁側。
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結構スペースもありますね。なおかつ、縁側がきれい!
ツルツルしたのもいいかんじ。都内の縁側推しの物件ってなんか汚いところ多いんですよ笑
でも、ここは違う! ちゃんと人の痕跡があるっていうか。愛されている感じがしました。


そしてせっかくなので、カズキタ氏に撮ってもらいました。

縁側 赤ちゃん

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素敵な写真で、昭和っぽくて気に入っています。


ちなみにこの物件、東京R不動産に掲載されています。
昭和の下宿に住まう【シェアハウス】
今も部屋募集中みたいです。
賃料: 7万円
面積: 13.2㎡

「古民家 下宿 高円寺」
昭和を感じながら暮らしてみたい人はぜひ住んでみてはいかがでしょうか。
もし、ここに引っ越したら教えてくださいね!
私がまた縁側に座りに行きます笑

お好み焼き、銭湯、喫茶店と大阪下町を堪能!縁側のある古民家宿「ゲストハウスおどり」

こんにちは、縁側ちゃんです。

今回は、大阪にある古民家ゲストハウスおどりにお邪魔してきました!
大阪って、奈良や京都と比べると古民家が少ないイメージ。
実際「古民家 縁側 大阪」と検索してもあまり出てこなかったです。

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そんななか、ザ大阪を感じられる下町に縁側のある古民家宿があります。
ずっと気になっていたところ。

場所は美章園。通天閣から一駅のところにあります。
泊まる日は私は予定をつめすぎて、夕方の到着。

近くに銭湯があるので、旭湯というところへ。(写真ありません泣)
大阪三大銭湯といわれていたところらしく建物も立派でした。東京みたいに古いかんじというよりは、洋館のような昭和モダンなかんじで、天井も高く、露天風呂もありました…!
あと、脱衣所で普通にたばこ吸っている人がいて、東京ではなかなか見ない光景だったので、カルチャーショックも笑

そのあとは、美章園駅の高架下にあるお好み焼き屋さん「甘辛や」へ。
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大阪何度か行っているのですが、初めてお好み焼き屋さんでお好み焼きを食べるというベタなことができて満足。
それも、店員のおばちゃんがパンチパーマ!!!ザ大阪ってかんじで感動しましたわ。

さて、おどりですが、ちょっと変わっています。
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玄関がめっちゃ家!!!笑
引き戸とかではなくて、人んちに来ちゃったかな?と一瞬間違いそうになった笑

それでは入って行きましょう。

玄関の奥が共有のリビングで、そこに縁側があります。

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おどりの庭は、表庭・中庭・坪庭があるんですが、こちらは中庭。

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市松模様の壁が特徴的。

さて、今回は家族で泊まったので、2階の個室を予約。

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広々としていてよかったです。

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ちなみに、この部分、2階だと縁側といえるのか?
いつも疑問に思っていました。
外に出れるから縁側ではないのか。
だから、2階にあるのは縁側とは言わないのではないか。

そんなことを思っていたのですが、私が師と仰いでいる大工さんに聞いたところ、ここも「縁側」だそうです。

縁側の語源は、縁は家と外の境界のこと言い、側はその辺という意なので、縁側らしいです。



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こちらがおどりの女将さん。
印象的だったのは、ここの古民家をどうやって見つけたの聞いたら
「不動産屋さんに、自分の想いを熱く語ったら、不動産屋さんの若いお兄さんが頑張って見つけてきてくれた!」
と言っていて、やはり熱い想いはちゃんと伝わるものだなぁと思いました。


ゲストハウスなので、ご飯は各自で用意するのですが、朝ご飯だけ何も決めてなかったので、女将さんに聞いたら
「ここらへんは喫茶店があるから、モーニングがオススメ」と何軒か喫茶店を紹介してもらいました。

そこで、食べた卵焼きサンドイッチがこちら。
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こういうの食べたかったんで、満足満足。甘いかなと思ったら、しょっぱい系でした。
当たり前か。甘いのは東京だけか。

ゲストハウスに滞在している時間は短かったけど、ザ☆大阪の街を体験できてとてもよかったです。
下町らしい大阪を感じたい!と思っている人にはぜひおすすめなゲストハウスです。

銭湯もお好み焼きも喫茶店も大阪らしさが詰まっていますよ。

古民家ゲストハウスおどり

大阪府大阪市阿倍野区美章園3-6-6 
最寄り駅 美章園駅
ドミトリー 2,500円/1人
個室 3,500円〜4,000円/1人
HP:http://odori-osaka.com/index.html

小川のせせらぎを聞きながら縁側でまったりできるギャラリー「ゆこもり」

こんにちは、縁側ちゃんです。


今回は、長野県松本市にある古民家ギャラリー「信州・松本の手仕事扱い処 ゆこもり」にお邪魔しました。


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場所は松本市にある浅間温泉街の中にあります。
一見普通の家にみえるけど・・・

ゆこもりのオーナー瀧沢さんからは「庭の奥に入ってきて下さい。」と伝えられていたので、私はてっきり庭仕事でもしてるのかな?と思って、庭の奥に。

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お庭にある階段を下ります。途中ここかな?と思うところがあるんですが、そこではなくもっと下ります。

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あった!

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振り返るとこんなかんじ。

縁側がギャラリーの玄関なので、縁側から入ります。
お邪魔しまーす。


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お、縁側に絨毯引いてる。まぁ寒いですからね。
でも、お目当ての縁側はここではありません。


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中へ入ると、11月の企画展トザキケイコ展が開催中。
岐阜の作家さんで、今週末には糸かけ曼荼羅ワークショップも開催されます。


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壁の色がかわいい。


さて、この障子の奥にお目当ての縁側があります。

障子をあけると・・・

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紅葉ドーン!!!
真っ赤に染まった紅葉がきれい。


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そして、庭が広すぎる…!
家の端には小川が流れていてその音もいい癒しを与えてくれていました。


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ちょっと広めの縁側。

縁側が気持ちのいい季節は、ギャラリーのお客さんがここでお茶を飲んでまったりしているのだとか。
いいですな。


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縁側にこの板は珍しいですな。

こちらは、昭和10年に建てられたのですが、板は昭和40年ごろに張り替えたのかな?

オーナーの瀧沢さん

オーナーの瀧沢さん

ゆこもりは、13年前にオーナーの滝沢さんがギャラリーに作りかえてオープン。
ゆったりとした空間が流れています。


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縁側の左側には廊下が。

そう、この家増築増築で、建物が4つくらいあってそれがつながっているんですよ!


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廊下も斜めになっていたりして、岩手県にあるお寺みたいだった。
家の増築はよくみるけど、こんな増築の仕方は初めてみましたよ。


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実は一番最初の家がここで、元々せんきの湯という湯治場だったんです。
こちらは築年数が不明とのこと。


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常設展示もされていて、作家さん100名以上の陶磁器、ガラス、木工、漆、金属、布の食器、酒器、茶器、花器、置物などなど、様々な作品が展示されます。
12月は「庫出し市」が開催されるそうです。


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素敵な器が多くて、この急須に一目惚れしてしまい、西山光太さんの作品を購入しました。
すてきでしょ〜?


他にも素敵な作品がいっぱいありました。
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最近若い女性でもうつわ好きさんが増えたような気がするんですよね〜。
好きなモノに囲まれていたい、こだわりのあるものがいいという考え方がありますよね。


うつわ好きさんは素敵な作品に巡り会えるギャラリーだと思うので松本に行った際はぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。

手仕事扱い処GALLERYゆこもり

松本市浅間温泉3-11-4
0263-46-2066
※休み 木・金曜日