十日町にあるシェアハウス
先日、大地の芸術祭が閉幕する前に、新潟県十日町に行ってきました!
十日町では、今、全国から注目されているシェアハウスがあるんです。
それが「ギルドハウス十日町」
実は、1年以上も前からギルドハウス十日町の西村さんが縁側なびを応援してくださっていて、せっかく十日町に行くならギルドハウス十日町も視察したいなと思っていたので、西村さんにお会いしてきました。
早速、お邪魔しま〜す!
現在、築120年の古民家に9人で住んでいます。
空き家となっていた古民家を、住人や地元の方々とみんなでわいわいセルフリノベーションして再生し、シェアハウスとして今年2015年5月にオープンしました。
居間は薄暗いけど、それがちょうど良く生活感が溢れていて良かったです。
西村さんの指定席はここ。風が通って気持ちいい〜
この先には縁側が…!新潟にきて、やっと縁側に出会えました泣
実は、十日町には縁側がないんです。田舎には縁側はつきものでしょ?って思うかもしれませんが、豪雪地帯には縁側は不要。1階を駐車場や倉庫にしてしまっているので、縁側のない家が多いんです。
この縁側がなくなったことで、縁側でのコミュニケーションは減ってしまったそう。
では、雪の時はどうするのか?
雪の時は、ここの中に板が入っていて、
この柱の隙間に板をはめて、壁にしちゃいます。そうして冬を乗り切るそうです。
西村さんに、家の中を案内してもらいました。
ここは台所で、土砂崩れで半壊だったところをDIYで修復。
2階には、Barが!ちょっとゲストハウスっぽいですよね。
後述のパーリー建築が企画した3泊4日のリノベ合宿で作ったとか!
Barの椅子は、廃材で。よ〜くみると、階段を横にしたもの。
このテーブルの下は、機織りの一部。
個室部屋の壁は、畳で。断熱材として活躍するそうです。
2階にある大きな部屋は、雑魚寝部屋。ここに旅人がなどが泊まるそう。
壁の一部には、大地の芸術祭に参加しているアーティストさんが描いた絵も。
注目される理由
ここまでみてきてわかると思いますが、みんなでわいわいDIYして完成したシェアハウスといっても、完成度が高いと思いませんか?
実は、ここを手掛けたのは旅するリノベ集団「パーリー建築」たち。
人を沢山巻き込みながら、一つの家を直していきます。そうすることにより、箱としての家はもちろん、人の集える場所を作ることを目指しています。これまでは広島、東京、京都で活動を行ってきました。現在は新潟県十日町市の限界集落で、築120年の古民家を改修しています。楽しく改修することによって家に愛着が生まれます。この活動は、日本の深刻な空き家問題の解決の一助となると考えます。
西村さんがオファーをして、パーリー建築たちとともにここを作り上げたのです。
また、ただのシェアハウスにするつもりはなく、住まいを積極的に開放する「住み開き」を取り入れています。
これを取り入れていることによって、シェアハウスという機能では留まらず、地元住人との交流ができたり、ふらっと立ち寄っても視察可能だったり(笑)、イベントスペース、コワーキング、セカンドハウスとしても利用できます。
西村さんの言葉で印象的だったのが
「シェアハウスだけだと、せいぜいルームメイトの友だちくらいしか家に招き入れない。ギルドハウスは、こんな田舎まで来るくらいだから、すでにやりたいことは明確だし、尖っている人たちばかり。旅人も受け入れているから、ゲストハウスみたいな機能にもなっているんですよ。」
オープンしてまだ4ヶ月しか経っていないのに、訪れた人は1000人を超えています。
最近では、ソトコトやTURNSなどよくメディアにも取り上げられていますね。
十日町に行くことがあれば、ふらっと立ち寄ってみてください!
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