あいまいな空間なのが縁側
今日は縁側の境界線について考えてみたいと思います。
縁側はあいまいな空間と言われていますが、その説明があいまいですよね!笑
外気に触れているといった点では外部ですが、床とその上部に屋根が伸びているという点では内部ですよね。
空間を仕切る意識が希薄な日本家屋独特のあいまいさが縁側に表れていると思います。
では、暮らしている側が「外である」とか「内である」という認識はどこで感じると思いますか?
それは靴を脱ぐか脱がないかで決まるのではないのでしょうか!
靴で認識している
靴を脱がなければ外にいるという認識で、靴を脱げば中にいるという共通認識があるのが縁側だと思います。
縁側に座っているけれど、外にいると思ってる時
中にいる時
靴を脱いだら家にいる、という感覚は当たり前だろ!と思うかもしれませんが、家に触れてる、ましてや座っているのに外にいると認識しているのって縁側ならではの感覚ではないでしょうか。
靴を脱ぐとわざわざおもてなししなければいけない気がするけど、縁側なら縁側にお茶を持っていくだけでいいですよね。
家に入る時、靴を脱ぐ習慣がある日本独特の感覚かもしれないですね。