古民家を寄贈されても行政は困る問題

旧村上邸の門

今、鎌倉は立派な古民家がどんどん更地になってきています。

じゃあ古民家を売って、維持する人に買ってもらえばいいじゃん。

と思いますよね。でも、そもそも買いたい人が少なすぎる、そして土地が高い。
あとは住むには、現代のライフスタイル的にも厳しかったり…。

親族がその家に執着なければ更地にして売ってしまう方がいいんですよね。
もちろん本当は残しておきたいけど、残すことが現実的じゃない、などいろいろ事情はあります。
また、更地で現金化できた方が、遺産相続もお金を分けるだけですみますし…。

古民家、寄贈されても行政は困る問題

前回紹介した鎌倉市に寄贈された古民家旧村上邸。

寄贈の基準ってどのくらいなんだろ?って調べたんですが、私が調べただけでは鎌倉市のホームページにどこにも書いてないんですよね。
(もし知ってる人いたら教えてください。)

前、他のツアーガイドさんに聞いたら、
「鎌倉市も行政として厳しいから、古民家の寄贈を受け付けても、それを維持していくお金がない。そして、行政の持ち物になってしまうと固定資産税が入ってこないから、寄贈は制限している。」

と言っていました。

なので、景観として守ってほしい古民家もなかなか守れないのかなと。

そう思うと、個人で維持していくにはかなり厳しいですよね。

鎌倉の歴史的景観のために古民家は維持した方がいい、と思っていても、それは他人任せという悲しさ。

これは主観ですが、自然、景観を守った方が長期的にみても街として大事になってくるんじゃないですかね。
その街に対するアイデンティティって、鎌倉の場合は、山や海のある自然がある環境と、歴史が残っている街並じゃないでしょうか。
もしこれがなくなったら、人は鎌倉に対して懐かしさを何も感じられないと思います。

鎌倉も次第にアイデンティティロスに繋がりかねない…。

まぁその先陣を切っているのが京都なんですが(苦笑)

“京都の町並み”が急速に壊れつつあるワケ

オーバーツーリズムが問題になる以前は、不動産業者は古い町家には目もくれませんでしたが、そこの土地がお金になると分かった途端に、町並みは不動産原理に則って、急速に破壊されていきます。

(中略)

地価の上昇は周辺の家賃の値上がりにつながります。土地を持っている人であれば、固定資産税が上がります。観光客は増えていても、京都市は高齢化が進んでいますので、住民はそのような変化への対応力を持っていません。家賃や税金を払いきれずに引っ越す人が相次げば、町は空洞化し、ご近所コミュニティはやがて町並みとともに崩壊していくことでしょう。(サイトより引用)

鎌倉はそもそも日帰りの人たちが多いので、宿泊施設もあまり多くないので、ホテルがどっと出来ることはないと思いますけど、立派な家はちゃんと残していきたいところですよね。

鎌倉だと古今が立派な古民家を改修して、ホテルにして、これからも何軒かプロデュースしていくと言っていたので、そうやって古民家が守られていくといいですね。

 

 

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