大きくて立派な古民家がまだ残っている葉山。それでも最近は空き家が多くなってきています。
葉山も年々増加する空き家は200棟を超え、そのうちの約20%が十分に管理できていないそうです。
空き家になる手前に、どうにかして残す手段を考える大家さんも増えてきて、身内だけで残す方法を考えるのではなく、リノベーションしてどなたかに運営を任せるパターンもあります。
今回は、家を残したいと思ったオーナーさんが「まちづくり参加型クラウドファンディング」を選択肢としてとった、葉山にある『平野邸 Hayama』をご紹介します。
毎週水曜はオープン見学会ということで、平野邸に行ってきました。
材木商が建てた築80年以上の家
逗子駅からバスで10分。バス停「向原」下車徒歩約3分です。
葉山って一色海岸くらいまでバスだとすごい時間かかるけど、この堀内エリアは逗子駅からだとそんなに時間がかからないからアクセスいいですね。
門から建物まで少し距離があるので、ワクワク…!
思ったより建物が大きかった!
このタイプの玄関めっちゃ好き
まずは、ぐるっと建物を見ていきます
この縁側、長くて、狭すぎず広すぎない感じが最高です。
縁側の経年劣化の色具合もいいですね。
居間の奥には会議室ができるような広いスペースもありました。
この欄間がめちゃくちゃお洒落。もともと材木商だったお父さんが建てた家だけあって、細部へのこだわりがすばらしいですね。
このお風呂は、リノベしたところなんですが、五右衛門風呂を彷彿とさせて現代らしくていいですね。家用のお風呂入れるより、こういう焼き物のお風呂はそれはそれで風情がありますね。
イベントスペースでもありますが、宿泊施設でもあるので、泊まることも可能です。
現代のライフスタイルに合ったキッチン中心の家へ
居間の隣にある、キッチンスペース。土間のようになっていて現代のライフスタイルに合う形にで、うまいな〜と思いました。
昔の家は、台所と居間が離れていて、特に台所は北側にあったり寒かったりするんですが、現代の家は、キッチンが中心の家。それに合わせて、この古民家も居間の隣を土間キッチンにして大きなリビングになっていました。
この押入れをキッチンにする発想は斬新。なかなか思いつかないですね。
この写真に写っている方が担当者の渡部さん。
このカウンターがあることで、みんなでワイワイ立ちながら飲むことができるし、実際ここに集まりやすいそうです。
水曜はオープン見学会だったので、ワンコインでお好み焼きをいただきました!
家を残すための手段として「まちづくり参加型クラウドファンディング」の選択肢
こんなに素敵に維持できるのも、まちづくり参加型クラウドファンディングにしたから。いわゆる投資型クラウドファンディングですね。
家のオーナーさんが空き家になりそうだったことから、葉山の景観を守っているNPO法人「葉山環境文化デザイン集団」に相談し、その話がエンジョイワークスにきたそうです。エンジョイワークスは不動産仲介の会社ですが、ハロー!RENOVATIONも運営してます。簡単にいうと、空き家再生集団。
ハロー!RENOVATIONは、空き家・遊休不動産(モノ)と利活用したい人(ヒト)をつなぎ、
みんなが想いのあるお金(カネ)を中心にサポートする、まちづくり参加型クラウドファンディングサービスです。
現在もプロジェクト進行中で、残り52日!
興味ある人はぜひ覗いてみたり、見学会に参加してみてくださいね!地域の人もきているので、友達もできるかも。
平野邸 Hayama
〒240-0112 神奈川県三浦郡葉山町堀内1833
JR逗子駅または京急逗子・葉山駅より
「逗1系統 葉山福祉文化会館」「逗2系統 葉山(葉山町)」「逗5系統 横須賀市民病院」
「逗6系統 長井(神奈川県)」「逗8系統 電力中央研究所(神奈川県)」「逗71系統 佐島マリーナ入口」に乗車、
「向原」下車徒歩約3分です。
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