縁側なびではこれまで縁側情報を発信していましたが、そういえば縁側について詳しく書いたのは、縁側とウッドデッキの違い以来、書いていなかったので今回縁側の種類と床の張り方によって呼び方も変わってくるので、それをご紹介したいと思います。縁側とは和風住宅で、部屋の外周部に設け、廊下や出入り口として用いる細長い板敷き。外側に雨戸やガラス戸を立て戸外と仕切るもものと、それをしない濡れ縁とがある。(講談社日本語大辞典より) 外部でもなければ、内部でもないあいまいな空間。それが縁側です。 しかし曖昧な空間な割に、縁側の呼び方にはいろいろとあるんです! これを知ればあなたも今日から縁側愛好家になれちゃいます♩外縁(ぬれ縁) 建物の周囲に立つ柱を側柱というのですが、その側柱の外に出る縁を外縁といいます。 雨が降りかかると濡れるという意味で濡れ縁とも呼びます。入側縁 側柱と入側柱の間を開放して板張りとしたもの。入側縁は広縁とも呼ばれています。 やがて畳廊下に変化したものも多いです。 畳廊下だと自由が丘古桑庵。 ポカポカしてて気持ちいい〜内縁つまりこういうことです。 また、床板の張り方によって、呼び方が変わるものがあります。切れ目縁建物に対して直角に板を並べる形式。昔は縦引きのノコギリがなかったので、薄い板をつくることが難しかったため、床板が厚いものが普通でした。 くれ縁建物に対して平行に板を張る形式。加工技術も精度を上げ、薄い縁板で間に合うような構造にした。近世の民家はほとんどこの形式。 では問題です! 側柱の外側にある縁側はなんという縁側でしょうか。 チッチッチッ…… 正解は、外縁(ぬれ縁)です! これは簡単でしたね(どんな問題や) ぜひこれを覚えて、縁側知識を披露してみてくださいね♪(だれにや) 縁側の意味や種類について詳しく知りたい方はこちらの記事もどうぞ。・あ〜、そういうことか!縁側とウッドデッキの違い ・縁側は家の中か、それとも家の外か ・教えて大工さん!「なぜ今、古民家が注目されているの?」 参考文献:日本の民家 (岩波文庫)